Communication

   

光受寺通信を文章でよむ

 

光受寺通信を「文章で読みたい」とリクエストがございましたので、
「住職のはじめの一節(序文)を」
そのまま文章でもお楽しみいただけるように追加ページを作成いたしました。

   
  • 2021年07月08日執筆
  • 生きること

    最近、コロナの関係もあって自宅で過ごす時間が多くなりました。もったいないことには人生の
    退屈をテレビで紛らわしている次第です。
    そんなある日、テレビのコマーシャルの多さにいらいらしながら、あちこちチャンネルを変えてい
    たのですが、お花できれいに飾り付けられた帽子をかぶり、ピンク色のお洋服を見事に着こなし、お
    花畑を車を引いて、ゆっくりお散歩しているおばあさんの姿が目に飛び込んできました。
    年齢は 92 歳才だということを聞いて大変驚きましたが、ここを訪れる人たちに「ようこそ。ゆっ
    くり楽しんでいってね」と、言葉をかけながら歩むその姿は、ここに咲くお花の優しさそのもののよ
    うでした。60 歳ごろにご主人と死別され、以来全く元気を無くされていたのだそうですが、「元気
    で、明るいおばあさんが好きだった」という生前のご主人や、周りの人の事を娘さんから聞かされ、
    これでは皆さんに申し訳ないと一念発起、広い土地をお花畑の観光庭園として解放され、様々なお
    花と共に生きてこられたという 30 年という長い歴史があったのです。そして翌年か、翌年翌年にお
    ばあさんはこのお花畑に包まれて亡くなられていたそうです。
    限られた人生を自分の為だけでなく、誰かのために、何かのために、いのちを燃やしてこられた
    おばあさんのように生きたいものだと、体たらくに生きる自分に言い聞かせたことでした。


     

  • 2021年06月05日執筆
  • 厄介な生物、人間。

    新型コロナの感染がいっこうに収まりそうもありません。今後どうなっていくのかが全く分からないことに大きな不安を感じます。テレビやラジオでは、毎日コロナ関係の報道が流され、コメンテーターたちは、結果や予測に喧々諤々と意見を交わしているようです。しかし思うような結果は得られず、ワクチン接種の受け方も、結果がどうなるのかもすべてが未知のこととして、ますます不安と混乱は大きくなってきているようにも思えます。
    お釈迦様の言葉に「汝ら、過去の因を知らんと欲すれば、現在の果を見よ。未来の果を知らんと欲すれば、現在の因を見よ。」とあります。適切な引用ではないとは思いますが、我々人類のあり方を問い質す言葉として受け止めていけたらと思います。
    世間では「コロナ禍」と言われ、どこからか降ってきたように思われ、まさに災禍として受け止めていますが、はたして本当にそうなのでしょうか。これは際限なく自然破壊を続け、生態系を崩し「住み分け」を無視してウイルスのゾーンにまで侵入した人間の招いた当然の結果なのではないでしょうか。「ウイルスと闘う」とも人間は言っていますが、これは禍福の問題でもなく、勝ち負けの問題でもありません。人間の都合ばかりを考えてきた、「足る」を知らない人間の愚かさへの警告と受け止めるべきだと思います。せめて宇宙だけでもそっとしておいてほしいものです。


     

  • 2021年05月05日執筆
  • 報徳会勤まる

    4月15日(木)教如上人の『報徳会』が関係寺院19ケ寺によって勤修された。この日は雨間を縫っての快晴に恵まれた申し分のないお天気となった。ただ新型コロナの第4波の拡大中のことであったことから、感染防止には大変神経を使う行事となった。

    思えば前回の報徳会から20年という月日が流れたことになる。報徳会を迎えるにあたっては数年前から光受寺役員様をはじめ、多くのご門徒、縁者の方々のお力添えをいただきながら、精いっぱいのお勤めをさせていただくことができたと思っている。

    次回は19年後に再びお迎えすることになるのだが、その時には私はもう90歳を超えている。たとえ生きていたとしてもこの行事に関わることはもうできないだろう。そう思うと今年の報徳会は格別の思いを抱かせてくれた。真紅の大輪のボタンが今日の日を祝ってくれているようだった。

    「時の流れに身をまかせ」そう口ずさみながら今を大切に生きていこうと思う。


     

  • 4月15日(木)教如上人の『報徳会』が関係寺院19ケ寺によって勤修された。この日は雨間を縫っての快晴に恵まれた申し分のないお天気となった。ただ新型コロナの第4波の拡大中のことであったことから、感染防止には大変神経を使う行事となった。

    思えば前回の報徳会から20年という月日が流れたことになる。報徳会を迎えるにあたっては数年前から光受寺役員様をはじめ、多くのご門徒、縁者の方々のお力添えをいただきながら、精いっぱいのお勤めをさせていただくことができたと思っている。

    次回は19年後に再びお迎えすることになるのだが、その時には私はもう90歳を超えている。たとえ生きていたとしてもこの行事に関わることはもうできないだろう。そう思うと今年の報徳会は格別の思いを抱かせてくれた。真紅の大輪のボタンが今日の日を祝ってくれているようだった。

    「時の流れに身をまかせ」そう口ずさみながら今を大切に生きていこうと思う。

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